アラスカの大自然の中で武道する毎日を雑記


by alaskakendo

居合道アラスカ、朝の独り稽古

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遥か遠く日本を離れ、この地で武道を稽古する身においては、師に観てもらえることはない。より高いレベルを見ることができるように鍛えて、自らの目を鍛えることが必要である(前回記載の「真実を見極める目」も是非参考にしてください)。




朝の稽古日には独りだけ先に道場に行き、ビデオを使って自らの稽古を撮影する。撮影中も撮影中であることを忘れるくらい集中して稽古をし、自宅に戻ってからじっくりと観察する。先生のビデオを観て、自分の動きと比べ、何が違うかを探ろうとする。
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演じているときの自分の心を振り返り、演武の際の動きが鈍って見える部分を発見した時、自分がどのような気持ちでいたかなども反省する。


居合は「動く禅」と呼ばれることがある。

戦いを坐禅をしているときの心境で行うことができるのだとしたら、それはもはや人間業ではない。

しかし不動心の境地、明鏡止水の心を得るためには、人間を超える心境を目指さなければ、辿り着けるものではない。

不可能なことを求め、敢えて努力精進するところに意義があるのだ。



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このような土地にいることで、技術力が上がる度合いには大きなハンディがあるが、いつもハングリーな心を保ち、より濃い稽古時間を自ら作り出すためには理想的な場所なのである。

剣道の稽古、居合の稽古というよりも、
「剣を修行している」ということを実感する時間なのである。
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by alaskakendo | 2015-08-17 04:06