アラスカの大自然の中で武道する毎日を雑記


by alaskakendo

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剣道のをと 1:基本編

本日思った基本についての雑記である。これから先どんどん変わってゆくであろう事項も多いと思うが、発展途上にある今の自分の状態と考えをここに書き留める。

構えについて:

左手の手首のこと:左手首をしっかり入れていないと刃筋が立たず、刃がわずかに右に向く傾向があるようである。「しっかりいれる」と意識をしなくても、自然に持った状態で刃筋が垂直に立つようになるまでは、左手首の角度を意識しておかなければならない。

手首がしっかり入ると、構えが安定し、特に左足が鐘木にならず、まっすぐ相手に向かうようになることも最近の発見である。



足幅について:
記憶している限りでは、初心者の頃から4段くらいまで、足幅はかなり広かった。それが5段になると少し狭くなった。でも自分としては何か無理をして狭くしている感が強かった。それが6段になってぐらいから、自然にどんどん狭くなってゆき、最近それが無理をせずに構えても、自然に狭いままでいられることが多くなってきたようだ。

その理由は完全に明白ではないが、以下の事が徐々に出来るようになってきたからではないかと思っている。構える際に、左脚のヒカガミ(膝の裏)が自然に伸びていて、脚の腓骨ではない太い方の骨に体重が乗り、左膝が まっすぐ相手に向かっている。左手首はしっかり入っていて、左手と左膝の関連性がしっかりと意識されている。

また、左足の踵が下がるように意識してもなかなかできなかったのが、最近急にできるようになった。

これまでは左足、左足と思っていろいろ試してきたのだが、あるときふと思いたって右足の運足の方法を変えたら、不思議な事に左足の踵が自然に下がったのである。

これまでは右足を前に出すとき、ずっとつま先を意識し、つま先を下げた状態で、足のつま先側の肉球の部分(英語ではボールと呼んでいる)をスライドさせながら前に出、そのまま踏み込み足につなげていた。

ところがそうすると、左足のボールに負荷が行き、必然的に踵が浮くという状態になっていたように思われる。

それを右足の踵をスライドさせ(そのとき後方に体重が移動しないように注意する)、(足指の付け根で前蹴りをする時のように)つま先を上に向けて前に歩を進めると、左足の踵は浮かず、スムースに体を前方に移動させる事が出来る。

現在はこの方法で送り足をすれば、右足が上がらずに踏み込み足へ移行する事が出来るので、体を上下させずに前方への平行移動が可能になる。その結果相手に対してより強い攻めと素早く安定した打突を出す事が出来るようになるのではないかと考えて稽古をしている。

また、武蔵が五輪の書に於いて「足の運びやうのこと、つま先を少しうけて、踵(きびす)を強く踏むべし。」と書いているが、私はそれなら何故現代剣道の運足は左踵が浮いているのだろうと、ずっと疑問に思ってきた。しかしこの方法を稽古しているうちに 、右足の踵をスライドさせる時の感覚が、将に「踵を強く踏む」感じであり、武蔵は構えて立っている時に踵を強く踏むべしと言っているのではなく、歩を前に進める時にそうするのだと言っている訳であるのだから、現代剣道の運足も武蔵の説明に反しているとは一概には言えないという事かもしれない、という思いに至っている。 「つま先を少しうけて」行く所も同じである。ただ、現代剣道は歩み足ではなく、送り足が主体になっているので、「常に歩むがごとし」にはなっていないが、「右ひだり、みぎひだりと踏む足なり」=「陰陽の足」にはなっているとも解釈できる。 この件に関しては今後も要研究事項である!


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by alaskakendo | 2012-02-05 17:48